いっちゃが~、メロン記念日&Berryz工房!

メロン記念日とBerryz工房、旅行とライトノベル(アニメ)が好き。

寝台特急「なは」乗車記

ただいま6日夜です。
本日午後に乗車記と言いますか、ダイヤ乱れの状況をまとめましたので2日の欄に掲載します。



寝台特急「なは」号体験記(5月2日:熊本→大阪)
 5月2日、仕事を終えた後、自宅に戻りシャワーを浴びて市バスで熊本駅へ。熊本駅止めのバスであるが約3分早くやってきた。やはり余裕を持っておかないといけないなと実感。19時50分頃ホームへ。「なは」号が発車するのは最西端の5番線。52分にリレーつばめ60号が発車。休み前ということもあってほぼ満席の様子。20時ちょうど頃には上り貨物列車が通過。その後「なは」が南から入線という流れであった。発車時刻の約10分前の20:04に電気機関車に客車4両、荷物車1両の陣容で到着。4両というのは寂しい気もするが、夜行列車の置かれた現状と長崎からくる「あかつき」号との併結のことを考えると致し方なしという所か。ただし、「余席はありません」とのアナウンスが何回か流れたので満席らしくそれは嬉しかった。車内販売は何も無いということはあらかじめ知っていたので事前にスーパーで食料を仕入れてからの乗車となった。3号車12番、B寝台「ソロ」(上段)に落ち着く。乗車券・特急券・寝台券を合わせて19,950円なり。飛行機の往復運賃の片道あたりよりも高く、かなり高級な乗り物である。開放型の(通常の)B寝台であればJRの企画乗車券(往復割引きっぷ)が年中利用可能で(さらに購入当日の利用も空いていれば可能)片道あたり13,000円程度なのでお手ごろ感はある。
 熊本から関西行きの列車なのに「なは」号とはなぜというところの話をしないといけないが、専門的なことはその筋の人にお任せして(昔はある程度「その筋」だった・・・)、まあ沖縄返還前の時代に返還への思いを込めていたということには間違いないようである。私の28年半の人生で初の「寝台列車の『寝台車』に乗車」(今から14年くらい前(中学生の頃)、寝台車を連結していた急行「だいせん」の座席車(自由席)には乗ったことがある。倉吉→福知山?)ということでかなりテンションは高く、意気揚々と乗り込んだ。寝台の配置がよく分からずに「12番」を探して右往左往しつつ何とか見つけて室内へ。簡単に言うと「カプセルホテル」の1室という感じ。自分専用の「窓」がある、というのは嬉しい(笑)。鍵を外から掛けるには暗証番号をテンキーで入力する方式。車両の外装、内装とも年季が入って古さは否めないが大切に使われているのは間違いなさそうだ。熊本駅発車時点では編成は以下の通りであった。
← 熊本          京都 →
荷物車(カニ24 17)+B寝台(オハネ25 206・1号車)+B寝台(禁煙・スハネ25 136・2号車)+B寝台ソロ(スハネ25 2126・3号車)+B寝台デュエット(オハネフ25 2209・4号車)+電気機関車(EF76 92)。個室内に入ってシートの柄を見たらJR九州の柄だった。
 定刻に発車。客車列車に乗るという行為、これも随分久しぶりだなあと思って以前はどこで乗ったのかと考えた結論は・・・高校の卒業旅行の時(約10年前)、筑豊地区の普通列車(赤い客車)に乗った以来かなということで落ち着いた。発車時と停止時のあの特有の揺れ、これぞ客車列車の醍醐味だなどと思っていると検札。博多車掌区の印が押された。次の停車駅大牟田まで約40分、その間に夕食を済ませた。熊本駅で弁当を買おうかと思っていたが売り切れの可能性が高いかと思って事前にスーパーで安く仕入れてきたのは正解だった。そうこうしているうちに大牟田着。進行方向に向かって左側の個室なので西鉄大牟田駅のホームがよく見えた。その間に熊本駅を20:24に出たリレーつばめ62号(以下62号)が追い越す。2駅余分に停まっていてもさすがに電車は速いなと感心しながら見送る。62号が明らかに2分以上停車して発車(20:56+3分くらい)したため「「なは」が何分か遅れるな」と思いながら待つも一向に発車しない。21:02に「なは」号車内アナウンス第一報が入る。「20:17頃、千早・箱崎間で人身事故が発生し、上下線とも不通となっています。現在運転見合わせ中です。」という内容。続いて「20:35頃警察が到着し現場検証中です。警察の検証が終わらないと運行再開ができませんのでしばらくお待ち下さい。」と新しい情報も入る。この情報が入った時点で少し安心した(検証が始まれば再開に向けて動き始めているのは間違いないかなと思ったので)。大牟田20:58+14発。大牟田駅には約19分停車し、その間に各号車の車番を控えた。
 ここで大阪までの正規の到着・発車時刻と5月2日の時刻を比較して書き残しておく。秒は切り捨てとし、分単位での表示とする。
熊本  発 20:14
大牟田 着 20:53(62号は 20:56着56発が20:59発)
      発 20:58(+14分=21:12)
瀬高  着 --------(21:24)
      発 --------(21:53)
本来は通過駅であるが先が詰まっているため停車、2番線。1番線には大牟田で先発した62号が停車中。21:06+34分の21:40発車。21:52に同じ1番線をリレーつばめ64号が猛スピードで通過(21:52)。
久留米 着 21:24(+44分=22:08)
      発 21:24(+45分=22:09)
鳥栖  着 21:32(+44分=22:16)1番線
      発 22:07(+31分=22:38)
併結相手の「あかつき」号は22:20頃に到着(3番線)。いったん博多方に引き上げて4号車の前に連結。さすがに連休前ということもあり、子供連れや鉄道マニアなどが連結作業を見守っていた(私もそのうちの一人であるが)。もともと鳥栖駅で「なは」は35分停まることになっており、これである程度遅れは吸収できるかと大牟田くらいでは思っていたが、それは難しそうだと自覚。それでも22分の遅れに縮めたので良かったなとその時は思った。本当は鳥栖の停車時間を利用して「あかつき」編成も全てチェックしようと思っていたのにそれはできずじまい。いつ発車するのかが全然分からなかったのでその辺りの行動には気をつけていた。
 なお、鳥栖駅停車中の各列車の模様は以下の通りである。(普通列車の情報は駅の電光掲示板の情報)
リレーつばめ66号(本日のみ2番線発着、定刻22:25着26発→32着33発)
みどり32号(3番線、定刻22:21着22発→27着(この時点で「あかつき」は博多方引き上げていたことになる。発車時刻は不明)
みどり29号は22:25に原田駅通過とのアナウンス。鳥栖定刻21:58着59発→22:34着)
リレーつばめ65号は22:27に二日市駅通過とのアナウンス。鳥栖定刻21:30着・発。
鳥栖21:45発門司港行き普通列車の遅れ約51分。22:12発門司港行き普通列車の遅れ約30分。
全体的にはJR九州の看板特急である「(リレー)つばめ」を最優先にしたな、というのが感想(当たり前の話ではあるが。)
 鳥栖駅をどうにか出発。もともとの行程では門司と下関で機関車の付け替えを見ようと思っていたが疲れてきた(眠くなってきた)ので諦めて、博多到着までは起きておくことに決めた。大牟田駅を発車の時点で「お休みのお客様もいらっしゃいますので翌朝三ノ宮到着までは車内放送を控えさせて頂きます」というアナウンスがあったが、鳥栖駅発車時点で一度状況を説明するアナウンスが確かあったはず(あまり覚えていない)。
南福岡  22:55通過(前後の列車の時間を考えると鳥栖〜南福岡間はほぼ通常の速度で運転)
・・・竹下を過ぎてまもなく博多という所でえらい時間を取られてしまうことになる・・・
1回目の停車 23:02/04(電留線最南端くらい?ディーゼルカーが止まっていた)
2回目の停車 23:08/12
3回目の停車 23:14/25
4回目の停車 23:27/32(ゴルフ練習場の横くらい)
博多  着 22:30(+1:05=23:35)4番線
    発 22:31(+1:07=23:37)
22:55発のみどり31号が23:37入線(3番線=いつも通り)。ドリームにちりん(22:51発)もまだの様子。博多駅のホームは人でごった返していた。・・・この先、就寝。到着時、発車時の揺れで途中何回か起きることとなったが結果的に遅れ時間を確認するきっかけとなった。
小倉  着 23:24(+1:07=0:31)
    発 23:25(+1:09=0:34)
門司  (23:31/37)未確認
下関  (23:44/49)未確認
厚狭  ( 0:17/18)未確認
宇部  着  0:27(+1:12=1:39)
    発  0:27(+1:13=1:40)
新山口 ( 0:49/49)未確認
【広島 発  4:02】通常は運転停車のみ?のため時刻表記載無し
福山  着  4:16(+1:08=5:24)
    発  4:16(+1:09=5:25)
倉敷  ( 4:47/48)未確認
岡山  着  5:01(・・・未確認)
    発  5:03(+1:11=6:14)
【上郡6:51通過、相生7:00通過、網干7:07通過】
6時半におはよう放送あり。姫路から「のぞみ64号」(7:38発)振り替え輸送の案内。追加負担なしで利用可能とのこと。私としては個室寝台に少しでも長く乗ることが目的のためそのまま乗車。ちなみに乗り換えた場合の到着時間は、新大阪8:08着、京都8:24着。
姫路  着  6:06(+1:12=7:18)
    発  6:08(+1:11=7:19)
三ノ宮 着  6:51(+1:10=8:01)
    発  6:52(+1:10=8:02)
【芦屋8:11通過、尼崎8:18通過】
大阪  着  7:15(+1:09=8:24)
    発  7:19(+1:07=8:26)
(新大阪着7:23、京都着7:53)

結果的に約1時間10分余計に乗ることが出来た。2時間以上遅れれば長く乗ることが出来てさらに特急料金払い戻しということになったがそれは余分な話。初めての寝台、しかも個室。すごい贅沢をしたなあと思って感慨深かった。普段は9割方航空機利用で一部「ひかり+有明」を利用するので寝台列車を使うことはほとんどない(夜行を使うなら安価な高速バス)が、時間に追われない旅も素敵なものとなった。九州新幹線が完成した際には寝台列車が無くなってしまうのではと思っているが、一度は乗ることが出来て本当に良かった。他の寝台列車にも乗ってみたいものである。

追伸 もともとwordで原稿を作成し、こちらにコピーしましたが、発着時間の所がずれて見にくくなっていることをお詫びします。今月中には別のサイトに写真付きで掲載予定です。